ロシアの文豪ドストエフスキーの長編『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『悪霊』『未成年』『白痴』を“5頭の象”と呼びドイツ語に翻訳する、80歳を越える翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤー。彼女がなぜこの翻訳に心血を注いだのかに迫る、ヴァディム・イェンドレイコ監督によるドキュメンタリー。スヴェトラーナは1923年にウクライナのキエフで生まれ、スターリン政権下で少女時代を過ごし、ナチス占領下ではドイツ軍の通訳として激動の時代を生きてきた。そんな彼女の息子が半身不随の重傷を負い、看病の合間にある記憶が甦ってくるのだった。
スタッフ・キャスト
[監督]ヴァディム・イェンドレイコ
[出演]スヴェトラーナ・ガイヤー
上映時間:1時間33分
配給:2009年スイス=独映画/アップリンク配給
公開日:2月22日公開
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