「トランスフォーマー」シリーズのシャイア・ラブーフ主演で、禁酒法時代に実在した無法者三兄弟を描くジョン・ヒルコート監督の犯罪ドラマ。共演は「ダークナイト ライジング」のトム・ハーディーをはじめ、ジェシカ・チャステーン、ミア・ワシコースカ、ガイ・ピアース、ゲーリー・オールドマン、デーン・デハーンほか。禁酒法が施行されていた１９３１年のバージニア州フランクリン郡。この地は最も酒の密造が盛んな土地といわれ、その中でもハワード（ジェースン・クラーク）、フォレスト（ハーディー）、ジャック（ラブーフ）のボンデュラント三兄弟は不死身の伝説と共に酒の密売でも名を馳せ、近隣の住民からも信頼を集めていた。だがそんな状況が一変する。新任の取締官レイクス（ピアース）が密造者たちに法外な賄賂を要求し、それを蹴ったフォレストたちに法を楯にした執拗な迫害が始まったのだ。クリケットの家を手入れしたレイクスはその場に居合わせたジャックをこっぴどく痛めつけ、さらに刺客を雇ってフォレストに重傷を負わせた。周りの密造者たちは次々とレイクスに屈服し、兄弟の従兄も見せしめのための制裁を下される。ジャックの機転で大物ギャングのバナー（オールドマン）と取引きし、兄弟の密造酒造りは順調だったが、レイクスがクリケットに手を出したことからついに兄弟はレイクスと最後の対決を迎えるのだった。