「ジャンゴ 繋がれざる者」のレオナルド・ディカプリオが、二〇世紀米文学を代表する作家F・スコット・フィッツジェラルドの原作の映画化に挑んだゴージャスで切ない愛とロマンの物語。
監督は「ロミオ&ジュリエット」でもディカプリオと組んだバズ・ラーマン。共演には「スパイダーマン」のトビー・マッガイア、「ドライヴ」のケアリー・マリガン、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジョエル・エドガートンのほか、アイラ・フィッシャー、ジェースン・クラーク、新人エリザベス・デビッキーら。美術と衣装(兼共同製作)をキャサリン・マーティンが担当し、贅の限りを尽くして1920年代の煌びやかなニューヨーク社交界を再現。ショーン“ジェイZ”カーター、ビヨンセらのアーチストが楽曲を提供し、ジョージ・ガーシュインの“ラプソディー・イン・ブルー”なども20年代当時のNYの表現に効果的に使われている。
その夏、希望を抱いてニューヨークのウォール街に就職したニック(マッガイア)は、近郊ロングアイランドに家を借り、向かいの湾岸の大邸宅に住んでいた友人トム(エドガートン)と彼の妻でいとこであるデイジー(ケアリー)を訪ねる。旧交を温めるニックとトム。デイジーも一人娘を生み優雅な暮しを満喫しているようだ。だが、ニックはそこで会ったデイジーの友人ジョーダン(エリザベス)に、トムには愛人がいて、デイジーはそれに勘づいていることを聞いた。ニックの家の隣にはデイジーたちの邸宅以上に豪華な屋敷があった。そこでは毎週のように盛大なパーティーが開かれているという。この屋敷に一人で住む主人はギャツビー(ディカプリオ)という謎めいた男で、越してきたニックの様子を窓越しに伺っているようだ。
ある日、そのギャツビーからニック宛にパーティーの招待状が届く。ニックがやってきたギャツビーのパーティーは政財界の大物から映画スターまで、煌びやかな人々が夜を通して乱痴気騒ぎを続ける別世界だった。招待客たちから、ギャツビーはドイツのスパイなどといくつものあらぬ噂を聞かされたニックは、ついに本物のギャツビーと出会う。彼には長い間、思いを寄せている女性がいた。実はそれがデイジーであったことから、物語は大きく動き出していく。
スタッフ・キャスト
[監督]バズ・ラーマン
[出演]レオナルド・ディカプリオ、ケアリー・マリガン、トビー・マッガイア
上映時間:2時間22分
配給:2013年アメリカ映画/ワーナー・ブラザース映画
公開日:6月14日公開(C)2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved