
世界が食べられなくなる日
“原発”と“遺伝子操作”が、今後の世界に及ぼす危険性に警鐘を鳴らすドキュメンタリー

09年フランスで極秘に進められていたある実験。それは、ラットの一生(約二年)の間、遺伝子組み換えトウモロコシを与え続けるとどんな影響が起こるのかを調べるものだった。分子生物学者ジル・エリック・セラリーニ教授が行なったこの長期実験にカメラが密着し、ラットに起きた異変を収め、この実験結果は世界に波紋を呼んだ。
遺伝子組み換えと同時に描かれるのは、原発のある風景。日本で起きた福島第一原発事故以降、その土地に住む農家がどんな影響を受けたのか、ジョー監督が現地入りしてカメラを向けている。この二つの二〇世紀に生まれたテクノロジーは実に密接な関係があると映画は訴える。
スタッフ・キャスト
[監督]ジャン・ポール・ジョー
上映時間:1時間58分
配給:2012年フランス映画/アップリンク配給
公開日:6月8日公開
「オフィシャルサイト」
