遥かな未来の荒廃した地球を舞台に、「アウトロー」のトム・クルーズ演じる男が人類の命運を賭けた戦いに挑むＳＦ冒険アクション。「トロン：レガシー」のジョゼフ・コジンスキー監督が原作を書いたグラフィック・ノベルのストーリーを基に、「ブレイクアウト」のカール・ガイダセクと新鋭脚本家マイケル・デブリーンが脚本化。共演は「ダークナイト ライジング」のモーガン・フリーマン、「００７／慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコら。
　遠い未来。地球はスカヴと呼ばれるエイリアンの侵略を受け、激しい戦闘の末にかろうじて戦いには勝利したものの、大地は荒廃し、人間の住める環境ではなくなっていた。人類はやむなく地球を放棄し、別の惑星への移住を余儀なくされてしまったのだ。
　それから六〇年。ジャック・ハーパー（クルーズ）は、地球に残されたドローン（無人飛行機）の保守などのため、高度三六〇〇メートルの高空にある基地から監視を続け、ドローンの修理作業に明け暮れていた。地球に残されたわずかな資源をかき集め、一緒に任務を続けている同僚ヴィクトリア（アンドレア）と共に、自分たちも何とか地球から脱出しようと苦心惨憺しているのだ。