「ブルーバレンタイン」の主演ライアン・ゴスリングとデレク・シアンフランス監督がふたたびタッグを組んだ犯罪ドラマ。親の罪が子の世代に引き継がれるという数奇な血のつながりが三部構成で描かれる。共演は「世界にひとつのプレイブック」のブラッドリー・クーパー、「ホーリー・モーターズ」のエヴァ・メンデス、『アメイジング・スパイダーマン２』への抜擢で話題の若手俳優デーン・デハーンら。天才的なバイクのスタントマンであるルーク（ゴスリング）は移動遊園地で働く日々の中、昔の恋人ロミーナ（エヴァ）と再会し、自分に息子がいることを知る。家族で暮らす金を作るため銀行強盗を行ない大金を手に入れるが、ロミーナはすでに別の恋人と幸せな家庭を築いていた。その恋人との間で暴行事件を起こしたルークはまたも銀行強盗を犯し、警察に追いつめられていく。ルークを追いつめたのは立身出世に燃える新米警官エイブリー（クーパー）。だが彼はルークと対峙した際に重大なミスを犯してしまう。皮肉にもこの事件で英雄視されることになった彼は、誰にも真実を明かせず、罪の意識にさいなまれ続ける。その心の葛藤はやがて、彼と妻（ローズ・バーン）、子供の関係に溝を作ることになる。それから15年後…。