モネの“幻の名画”をめぐってくり広げられるだましだまされの大騒動を描くコン（詐欺）ゲーム・コメディー。出演はコリン・ファース、キャメロン・ディアズ、アラン・リックマン、トム・コートニー、スタンリー・トゥッチほか。マイケル・ホフマン（「終着駅」）の監督で、脚本をジョエル＆イーサン・コーエン兄弟が担当。人を人とも思わない傲慢な大富豪のシャバンダー（リックマン）。絵画コレクターでもある彼のもとで働く生真面目な美術鑑定士ハリー（ファース）は、罵詈雑言の数々にもはや我慢も限界、ついに復讐を決意する。親友の贋作者ネルソン少佐（コートニー）が描いたモネの“幻の名画”で、シャバンダーから1200万ポンド（約15億円）をだまし取ってやるのだ！この詐欺計画のため，ハリーは一人の女性を抱きこむ。第二次大戦末期ナチス・コレクションを奪還した連合軍隊長の孫娘、ＰＪ・プズナウスキー（キャメロン）。テキサスの彼女の家に“幻の名画”が眠っていたというシナリオだ。あとは自分が“本物だ”と鑑定すれば万事ＯＫ！とほくそ笑むハリーだが、こんな杜撰な計画が上手くいくわけがない。果たして勝利の女神は誰に微笑むのか？