
アウトロー
「ミッション:インポッシブル」のトム・クルーズが挑む新たなアクション・ヒーローが誕生。元アメリカ軍のエリート捜査官、今は誰とも関わりを持たず、身分や居場所を示すものを一切持たない流れ者ジャック・リーチャー。原作は英国作家リー・チャイルドによるベストセラー・シリーズ。これを「ユージュアル・サスぺクツ」などの脚本家クリストファー・マッカリーが監督兼脚色を担当している。

共演にはロザムンド・パイク、ロバート・デューヴォール、リチャード・ジェンキンズ、監督のヴェルナー・ヘルツォークら異色の顔ぶれがそろった。
人々が行き交う穏やかな川沿いの日常風景を六発の銃弾がひき裂く。普通に歩いていた歩行者が対岸から無差別に狙撃されたのだ。警察は容疑者として元米軍スナイパーのジェームズ・バーを逮捕。バーは黙秘を続けていたが、筆談で『ジャック・リーチャー(クルーズ)を呼べ』と要求する。ジャック・リーチャーとは元陸軍捜査官で二年前に除隊後、こつ然と姿を消した男。運転免許、クレジットカード、携帯も持たない彼とコンタクトする術は誰も知らない。途方に暮れた地方検事ロディン(ジェンキンズ)と刑事エマーソンだったが、彼らの前に不意にリーチャー本人が現われる。彼は『俺がここに来たのは奴を葬り去るためだ』と宣言するが、その頃バーは護送中に囚人たちから暴行を受け昏睡状態に。父ロディンの取引に反対するバーの弁護士ヘレン(ロザムンド)は、リーチャーからバーが人を合法的に殺すために軍に入り、イラクで銃撃事件を起こしたことを聞く。その完全犯罪を解明したのがリーチャーだった。自分が再び罪を犯したことを信じるはずのリーチャーをなぜバーは呼び出したのか?その答を知るためにリーチャーはヘレンの調査員として捜査を開始する。現場を検証し遺留品をチェックするリーチャーが立ち寄った酒場で、若い女に言い寄られた彼はその仲間の男たちとトラブルを起こすが、すぐに警察が到着し罠にはめられたことに気づく。案の定、後で酒場の女の勤め先で彼女に詰め寄ると、金で雇われたという。しかもその雇い人を知る彼女の仲間は消されたようだ。リーチャーは捜査するうちにも、バーの事件が出来すぎていることが気になり始める。特に気になるのが、なぜ逆光になる現場を選んで難しい動く標的を狙ったのか。おそらくバーはリーチャーなら真相を見抜くと直感したのだろう。バーの無実を予感したリーチャーは、被害者のうちの誰かが本当のターゲットだったのではと仮定し、驚くべき推理を組み立てていく。真実に迫る中、リーチャーもヘレンも命を狙われる危機に見舞われることに。凄腕スナイパー、内部の裏切り者、闇の支配者といった敵を前に、ヘレンを人質に取られたリーチャーの反撃が始まる。
スタッフ・キャスト
[監督]クリトファー・マッカリー
[出演]トム・クルーズ、ロザムンド・パイク
上映時間:2時間10分
配給:2012年アメリカ映画/パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給
公開日:2月1日公開
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