2008年のヒット・アクション「96時間」の続編で、前作でリーアム・ニースン扮するブライアンに息子たちを殺された父親が、復讐のため今度はブライアンの元妻と娘を狙ってくる。共演は前作同様「X−MEN」シリーズのファムケ・ヤンセンと「ロックアウト」のマギー・グレースで、これに「5デイズ」のレード・セルベッジアが復讐をもくろむ父親役で加わっている。
前作と同じくリュック・ベッソンが製作と脚本(ロバート・マーク・カーメンと共同)を務め、「コロンビアーナ」のオリヴィエ・メガトンが監督にあたっている。
パリで誘拐された娘キム(マギー)を取り戻したブライアン(ニースン)は、ロサンジェルスで独身生活を送りながら事件のトラウマから回復しつつあるキムに車の運転を教えたりしている。ところが元妻のレノーア(ファムケ)が再婚相手と不仲になっていることを知り、親子三人で海外旅行をしようと提案する。
トルコのイスタンブールで要人警護の仕事を終えたブライアンは、遅れてやって来たレノーア、キムと合流する。翌日はキムの計らいでレノーアと二人だけで名所のバザールに出かけるブライアン。だが、二年前のキム誘拐事件でブライアンに息子たちを殺されたアルバニア人のムラド(セルベッジア)が、ブライアンの来訪を知り大勢の手下を引き連れ乗り込んで来ていた。不審な尾行車に気づいたブライアンはレノーアを降ろしホテルに戻るよう指示、猛烈なカーチェースの果てに追手との乱闘で次々と相手を倒していく。しかし、迷路のような路地で迷ったレノーアが捕まり、ブライアンもキムに隠れるよう連絡してからやむなく敵の手に落ちる。
頭から袋をかぶせられながらも、移動の方向、秒数、曲がった方角、聞こえる音などを記憶するブライアン。やがて連れ込まれたアジトではムラドが現われ、復讐の動機を明かすと、レノーアに切りつけ逆さ吊りにする。一方、キムはからくも敵の手を逃れていた。ブライアンはムラドらが去った後、靴に隠していた超小型携帯電話でキムと連絡をとり、アメリカ大使館に行くよう指示するが、キムは救出の手助けをしたいと言い張る。そこでブライアンは、イスタンブールの地図と手榴弾を使って自分のいる位置を特定させ、武器を持ってこさせる。重傷のレノーアを残したままムラドの手下たちを倒してようやく脱出したブライアンは敵に襲われていたキムと合流、追撃を振り切ってキムをアメリカ大使館に保護させることに成功した。
いよいよブライアンの反撃が始まる。拉致された時の記憶をもとに敵のアジトを突き止めると、単身そこに侵入、レノーア奪回作戦を決行する。レノーアは生きているのか。
スタッフ・キャスト
[監督]オリヴィエ・メガトン
[出演]リーアム・ニースン、マギー・グレース
上映時間:1時間32分
配給:2012年アメリカ映画/20世紀フォックス映画配給
公開日:1月11日公開
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