全世界発行部数一億部を超える『指輪物語』を映画化したファンタジー映画の金字塔「ロード・オブ・ザ・リング」。2003年「王の帰還」の公開をもって物語は完結を迎えたが、じつはもう一つ、あの指輪をめぐる知られざる物語があった。原作者J・R・R・トールキンが六〇年前の中つ国を描いた、『指輪物語』の前章に当たる「ホビットの冒険」。それが今、壮大なスケールの三部作として完全映画化。第一部の幕がついに切って落とされる。
主人公は「ロード・オブ・ザ・リング」にも登場したホビットのビルボ・バギンズ。若き日、彼は魔法使いガンダルフの誘いによって、十三人のドワーフとともに冒険の旅に出ることになる。目的は邪竜スマウグに奪われたドワーフの王国を取り戻すこと。それはビルボの人生を永遠に変えてしまう、想像を絶する大冒険だった。
製作陣には「ロード・オブ・ザ・リング」でアカデミー賞を制したチームが再結集。監督はもちろんピーター・ジャクスン。最新鋭の3D映像とニュージーランド全土に渡るロケ撮影で、舞台となる中つ国の壮大な世界を再現する。撮影をアンドルー・レスニー、音楽をハワード・ショア、特殊効果をウェタ・デジタル社がそれぞれ担当している。
若き日のビルボ・バギンズ役には「銀河ヒッチハイク・ガイド」のマーティン・フリーマン。そのほか、魔法使いガンダルフ役のイーアン・マッケランをはじめ、アンディー・サーキス、ケート・ブランシェット、クリストファー・リー、ヒューゴー・ウィーヴィング、イライジャー・ウッドなど、こちらも「ロード・オブ・ザ・リング」のキャストが再結集。十二人のドワーフを率いるトーリン役には、主にイギリスのTVで活躍しているリチャード・アーミティッジが抜擢されている。
スタッフ・キャスト
[監督]ピーター・ジャクスン
[出演]マーティン・フリーマン、イーアン・マッケラン
上映時間:2時間50分(予定)
配給:2012年米=ニュージーランド映画/ワーナー映画配給
公開日:12月14日公開
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