退屈な田舎町を飛び出しラスベガスへと向かう旅を続ける少女を、さまざまな危険が待ち受ける。「ダーク･シャドウ」のクロエ・グレース・モレッツ主演のサスペンス･ロードムービーで、共演は「ザ･タウン」のブレーク･ライヴリー、「マリリン７日間の恋」のエディー・レッドメーン、ジュリエット･ルイス、アレック・ボールドウィンら。監督はデリック･マルティーニ。
アメリカ中西部のネブラスカ州に住む十三歳の少女ルリ（クロエ）。父親も母親（ジュリエット）も二人そろってアル中で、誕生日プレゼントにＳ＆Ｗ45口径の拳銃をくれるようなダメな両親。彼らに愛想を尽かしたルリは、今とは違う新しい人生を求めてラスベガスへと旅に出る。
ヒッチハイクをするルリに最初に声をかけてきたのは、片足が不自由な若いカウボーイのエディ（レッドメーン）。始めはにこやかだったが次第に態度を豹変させてきた彼が怖くなり、ルリは車から飛び降りる。次に出会ったのは、派手な身なりのセクシーな女性グレンダ（ブレーク）。コカインを手放せないグレンダだが、エディの話をすると急に表情を曇らせた。どうやら彼女には大きな秘密と心の傷があるようだ。やがて富豪の恋人が待つグレンダの家に到着した二人。ところが彼の後ろにいたのは、ここで使用人として働くことになったと笑みを浮かべるエディだった。
何も気付かない富豪は、ルリのお守りをエディに命じ町へ行かせる。危険な本性を露わにし始めたエディは、ビリヤード場でルリに手を出した男を半殺しに。そのままルリを連れ去ると、人気のないログハウスに彼女を監禁してしまう。やがてグレンダが助けに来るが、そこでとんでもない悲劇が起きてしまう。十三歳のルリは人生の大きな選択を迫られる。