1984年、カナダで誕生し、通算観客動員数は一億人を越えるという世界最高峰のパフォーマンス集団“シルク・ドゥ・ソレイユ”。従来のサーカスを大胆にアレンジし、ストーリー性やテーマを加えたショーに、オリンピック選手級のパフォーマーによる超人的アクロバットやスケール感のある芸術性を融合させ、これまでにないスタイルのエンターテーンメントを構築。世界中の観客を魅了している。
そんな“シルク”に目を止めたのが「アバター」のジェームズ・キャメロン。以前からシルクのショーを世界の観客に届けたいと考えていた彼は製作総指揮を担当。監督・脚本を「ナルニア国物語/ライオンと魔女」「シュレック2」のアンドルー・アダムスンに依頼、最新3D映像でシルクの幻想的なショーを撮影し、ダイナミックな臨場感で映画化。
またこれはドキュメンタリーではなく、映画オリジナルのストーリーが展開する。
知らず知らず訪れた地で、吸い込まれるように巨大なテントに入っていく少女ミア(エリカ・リンツ)。彼女はそこで幻想的なパフォーマンスを目にし、演者の一人である青年、エアリアリスト(イゴール・ザリポフ)に心を奪われる。だが彼は舞台上で異空間に消えてしまった。不思議なクラウンに誘われるように、青年の後を追うミア。彼女はエアリアリストとめぐり会うことができるのか?
このストーリーの背景として“ベスト・オブ・シルク”ともいえるラスベガスでしか見られない七つのショーが展開。巨大プールで行なわれる『O(水)』、燃え上がる魂を巨大車輪でダイナミックに表現する『KA(炎)』、“ビートルズ”の楽曲をBGMに展開する『LOVE(愛)』といった迫力の演目が、ミアの迷い込んだ不思議な世界を表現する。
スタッフ・キャスト
[監督]アンドルー・アダムスン
[出演]エリカ・リンツ、イゴール・ザリポフ
上映時間:1時間37分
配給:2012年アメリカ映画/パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給
公開日:11月9日公開
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