「インモータルズ 神々の戦い」のヘンリー・カヴィルが主演するスペインを舞台にしたアクションで、「エクスペンダブルズ２」のブルース・ウィリス、「ミッシングＩＤ」のシガーニー・ウィーヴァーという二人のベテランが敵味方に分かれて共演している。「その男ヴァン・ダム」で注目されたマブルク・エル・メクリの監督作品。
　スペインでバカンス中の家族と合流するため、ウィル（カヴィル）は空港に降り立った。迎えに来たのは父のマーティン（ウィリス）。二人はクルーザーで待つ家族と再会を果たした。翌日、一家は海に出るが、一度街に帰ったウィルが海に戻るとクルーザーは無人になっていた。警察に連絡するが逆にウィルが捕まりそうになり、それを救ってくれたのは父親だった。実はマーティンはＣＩＡの工作員で、家族が誘拐されたのは自分の任務のせいだという。
父は同僚のキャラック（シガーニー）に連絡して助力を求めるが、狙撃者の銃弾に倒れた。ウィルはうろたえながらも父の拳銃と携帯電話を手にその場から逃れた。だが狙撃者はなおも追って来る。おまけに警官も射殺されウィルが犯人として追われることになった。
訳の分からないウィルは父の携帯の通話履歴から一人の男に目星をつけるが、その男もすでに襲われていた。そこで男の姪だという女性と出会ったウィルは事情を話して協力してもらう。誘拐犯に指定された場所に行ったウィルは、相手がイスラエルの諜報機関モサドだと知ってさらなる驚きを。父が彼らから奪ったブリーフケースを返さなければ家族は皆殺しだという。キャラックこそ事件の黒幕と知り、モサドは彼女に罠をかけることになった。ウィルも無理矢理それに協力させられる。果たして家族は取り戻せるのか。