宇宙から突如地球を攻撃してきた謎の軍団。それは七〇年間にわたり“月の裏側”に潜伏していたナチス帝国だった! 奇想天外なストーリーで、ヨーロッパ中のファンを熱狂させたSFエンターテーンメント。出演はユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー、クリストファー・カービー、ウド・キアら。監督はティモ・ヴオレンソラ。
超タカ派のアメリカ合衆国大統領は人気回復のため、アポロ計画から四八年ぶりに月に探査船を送る。月面に到着した黒人乗組員ジェームズ(カービー)は、そこで信じられない光景を目にする。巨大な軍事施設。彼らは第二次大戦後に地球を脱出し、総統(キア)のもと月の裏側で秘かに世界征服を企んでいたナチスの残党だった。七〇年間、地球の状況をまったく知らない彼らは、ジェームズの持っていたスマホを見て、これが大量にあればナチス帝国の復興も夢ではないと、エリート将校アドラー(オットー)、美人学者レナーテ(ユリア)、そしてジェームズを偵察機に乗せ地球に送る。
アドラーとレナーテは大統領に会うため、広報官ヴィヴィアン(ペータ・サージェント)を誘拐。ところがヴィヴィアンは二人の“キャラ”はウケると直感。彼らは合衆国政府のイメージキャラクターとして一躍人気者に。一方、ナチスにより勝手に“崇高な”白人にさせられたジェームズはレナーテに怒りをぶつけ、彼女は初めて自分たちの悪行に気付く。
だがその頃、己の野望を剥き出しにしたアドラーは、大艦隊を率いて地球にやってきた総統を殺しその座を奪い取ると、すぐさま地球総攻撃を開始。これに対し地球連合軍は、アドラーにフラれ復讐の鬼と化したヴィヴィアンを総司令官に任じ、月面への報復攻撃を。ナチスVS地球連合軍の最終決戦の結末は?
スタッフ・キャスト
[監督]ティモ・ヴオレンソラ
[出演]ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー
上映時間:1時間33分
配給:2012年フィンランド=独=オーストラリア映画/プレシディオ配給
公開日:9月28日公開
「オフィシャルサイト」