「それでも、愛してる」のメル・ギブスンが主演と共に製作・脚本も手がけたクライム・アクション。エードリアン・グランバーグの初監督作で、共演は「ファーゴ」のピーター・ストーメア、ダニエル・ヒメネス・カチョ、ケヴィン・ヘルナンデスら。
マフィアの大物フランク(ストーメア)から大金を盗んで逃走した通称“ドライバー”(ギブスン)は、追跡を振り切ってメキシコに逃れるが捕まり、奪った金も汚職警官が着服、凶悪犯刑務所“エル・プエブリート”にブチ込まれてしまう。そこは囚人の家族や貧しい人々も暮らす一種のコミュニティーで、金さえあれば酒も麻薬も、娼婦さえ手に入るが、一歩間違えば死が待っている危険な世界。そこはハビ(カチョ)という凶悪な男に支配されていた。
ドライバーはそこで“キッド”(ヘルナンデス)と呼ばれる少年と知り合う。彼の父はハビに殺され、肝臓の悪いハビに臓器を奪われていた。そしていま、キッドもまたハビの臓器提供候補だ。ドライバーはキッドの母とも次第になじんでいくが、ある日彼女らを襲おうとしたギャングを射殺。その男はハビの手下で今度はドライバーが狙われるが、ハビは彼に取引を持ちかける。フランクを暗殺すれば命は助けるというのだ。だが政府は刑務所の閉鎖を決め、ハビはその前にキッドの肝臓を移植しようとする。暗殺に向かったドライバーの成否は? キッドと母は助かるのか?
スタッフ・キャスト
[監督]エードリアン・グランバーグ
[出演]メル・ギブスン、ケヴィン・ヘルナンデス
上映時間:1時間35分
配給:2012年イギリス映画/クロックワークス配給
公開日:10月13日公開
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