「あるいは裏切りという名の犬」のオリヴィエ・マルシャル監督が、実在した伝説のギャングを描いたフィルムノワール。主演は「この愛のために撃て」のジェラール・ランヴァンで、「ドーベルマン」のチェキー・カリョーらの共演。
かつて“リヨンの男たち”として知られた強盗団を率いた伝説のギャング、エドモン・ヴィダル(ランヴァン)は、いまは還暦を迎え、昔の仲間や家族と共に静かな日々を過ごしていた。しかし、親友だった仲間のセルジュ(カリョー)が十三年の逃亡の末に逮捕されたことを知る。愛妻ジャヌー(ヴァレリア・カヴァッリ)との『もう手出しはしない』という約束を守るため傍観しようとしたヴィダルだったが、刑務所に入ればもう生きて出て来ることの叶わない長年の親友だったセルジュを見捨てることはできず、自分たちが囮となってセルジュの義理の息子たちにセルジュを取り戻させた。
十三年ぶりに再会したヴィダルとセルジュは幸福な友情の記憶をよみがえらせる。幼少時代のお遊びの盗難事件、強盗団へのスカウト、ギャングとしての活躍……だがそんな二人の元に、セルジュが裏切ったギャングの一味が迫っていた。愛犬が殺され、妻を殺すと脅迫してくる相手に、ヴィダルはどう立ち向かうのか。
スタッフ・キャスト
[監督]オリヴィエ・マルシャル
[出演]ジェラール・ランヴァン、チェキー・カリョー
上映時間:1時間42分
配給:2011年フランス映画/コムストック・グループ配給
公開日:9月15日公開
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