レゲエという音楽を世界中に広めたミュージシャン、ボブ・マーリーの生涯に迫るドキュメンタリー。「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルドが、遺族の主宰するボブ・マーリー財団の全面協力を受けて監督した。
マーリーは政争の続くジャマイカに混血児として生まれ、激しい差別と貧困の中で育った。そんな彼を支えたのが音楽への情熱。彼と仲間たちによる“レゲエ”は当時の音楽シーンを席巻。その旗手となったマーリーは母国の国民的ヒーローになり、“ラスタファリ運動”の思想を背景に社会状況までをも変革させていく。
妻のリタ、息子のジギー、娘のセデラ、さらにはバンド仲間だったバニー・ウェーラーやピーター・トッシュといった人々のコメントに加え、コンサートの未発表映像や未発表音源も豊富に使用されている。ライシアムでのコンサートから“ノー・ウーマン、ノー・クライ”や“アイ・ショット・ザ・シェリフ”、対立する二大政党の党首にステージ上で握手させた伝説の“ワン・ラヴ・ピース・コンサート”からは“ジャミング”が収録されるなど、全部で二〇曲以上の楽曲が使用されている。またインタビューも六〇人以上の関係者が証言している。
スタッフ・キャスト
[監督]ケヴィン・マクドナルド
上映時間:2時間24分
配給:2012年米=英映画/角川映画配給
公開日:9月1日公開
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