街中に光が溢れる夜のニューヨーク。まるで24時間営業のように降り注ぐ人工の光。ふと空を見上げるとそこにはあるはずの星がない。
人間が豊かな生活を送るために発明された「光」。その便利さとひきかえに夜から星空を奪ってしまった。そして変化は人間の歴史や動物
の生態系にまで及ぼうとしている。眠らない夜を過ごす人々。常に光を体に浴び続け、やがてその体は蝕ばまれていく。
「光害」は今、世界各地で問題となっている。
幾千もの星空が眺められるハワイ。空が窮屈に感じられるほどに敷き詰められた星の数々。宇宙から見れば地球は1つの惑星に過ぎない
と思える瞬間。夜空の星を見上げながらその広大な宇宙に思いを巡らせ、生み出された様々な神話。無限の可能性を感じさせる星空。何
千年もの昔から語り継がれた夜の星座の物語。輝く星の明るさを頼りに夜の空を旅立つ渡り鳥。水面に反射する光を頼りに海へと向かう
生まれたばかりのウミガメ達。
夜の空から星空を奪うことは本当に良いことなのでしょうか? 人間はどうすれば星空と共存していけるのでしょうか?
「The City Dark」は様々な専門家に取材をし、星空の大切さと人工の光が及ぼす問題について描いた、ドキュメンタリー映画です。
スタッフ・キャスト
[監督]イーアン・チーニー
上映時間:1時間27分
配給:2011年アメリカ映画/エッセンシャルライト ジャパン プロジェクト主催
公開日:8月11日公開
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