「インセプション」のジョゼフ・ゴードン・レヴィットと「ジョン・カーター」のリン・コリンズが共演する異色ドラマ。あるカップルがアメリカ独立記念日のニューヨークで、二つの異なる物語を体験する。ほぼ全編、役者たちの即興演技で撮影された。監督は「綴り字のシーズン」のスコット・マッギーとデーヴィッド・シーゲルの共同。デジタル上映。
７月４日、ミュージシャンのボビー（ゴードン・レヴィット）とダンサーのケイト（リン）のカップルは、ブルックリン橋に立ち、『子供を産むかどうか』をコインの裏表に賭けようとしていた。コインを投げるや否や、同時に二つの並行する時空が現われる。マンハッタンとブルックリンの反対方向に走り出した二人。すると川の反対側で別のボビーとケイトが出会い、それぞれの物語が始まった。
マンハッタンでは大金と犯罪組織に絡む危険な事件に、わけもわからず巻き込まれる二人。逆にブルックリンではケイトの実家のパーティーで穏やかな時が流れるが、次第に家族の隠れた問題が次々と浮かび上がってくる。
行き違う二人の感情、予測できない未来に焦りと苛立ちが募る。そして全く異なる二つの運命が再び出会う時、ボビーとケイトはある決断を迫られる。