ジョン・カーペンター監督のカルト的作品「遊星からの物体X」の三日前の出来事を描くSFホラー。主演は「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」のメーリー・エリザベス・ウィンステッドで、ジョエル・エドガートンらの共演。これがデビュー作となるCF出身のマータイス・ヴァン・ハイニンゲン・ジュニアの監督作品。
コロンビア大学の考古生物学者ケイト(メーリー)は、南極で発見された化石の調査のためノルウェー基地に降り立った。だが、氷に穴を開けたとたんそれは飛び出してきた。まだ生きていたのだ。
狙った生物の体内に侵入し、細胞を同化してその生物になりすますそれは、自らの生存のために人間同士を争わせようとする宇宙からの生命体だったのだ。しかもその増殖能力は凄まじく、ケイトの計算ではわずか三年後には地球上の生物すべてを同化してしまうことになる。
それに同化されてしまった人物は、まるで本人と区別がつかない。仲間のうちいったい誰が同化されてしまったのか、互いに疑心暗鬼に陥る隊員たち。大丈夫と思っていた相手が突如変身してしまう恐怖。いったい、それを倒す手だてはあるのか。基地の十二人とそれの、地球上の生命の存続をかけた闘いが始まった。
スタッフ・キャスト
[監督]マータイス・ヴァン・ハイニンゲン・ジュニア
[出演]メーリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン
上映時間:1時間43分
配給:2011年アメリカ映画/ポニーキャニオン配給
公開日:8月4日公開
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