ビルマ(現ミャンマー)の民主化運動のリーダーで、アジア人女性初のノーベル平和賞受賞者となったアウンサンスーチーの半生をミシェール・ヨー主演で描くリュック・ベッソン監督作。
1988年、英国で研究者の夫マイケル(デーヴィッド・セーリス)と二人の息子と暮らしていたアウンサンスーチー(ミシェール)は、故国ビルマにいる母が心臓発作で倒れたことを知り、看病のため帰国。その時、彼女は独裁軍が民主主義化運動を進める学生たちを武力で血まみれにするのを目撃し衝撃を受ける。
スーチーは今も国民から敬愛される亡きアウンサン将軍の娘で、その帰国を聞きつけた活動家たちが、彼女に選挙戦出馬を懇願する。彼らの熱意と駆けつけたマイケルの後押しもあって、スーチーは出馬を決意。数多くの支持者が国の英雄の娘である彼女を熱烈歓迎する。それに激怒したのが独裁者ネ・ウィン将軍だった。軍はマイケルに国外退去処分を命じ、あの手この手で彼女に圧力を加える。世界の目がビルマに向けられることを願ったマイケルの目論みでスーチーがノーベル平和賞を受賞した時、軍による自宅軟禁が始まった。どんな孤独や弾圧にも耐えてきた彼女だが、ある日がんに侵されたマイケルの死の報せが彼女に届く……
スタッフ・キャスト
[監督]リュック・ベッソン
[出演]ミシェール・ヨー、デーヴィッド・セーリス
上映時間:2時間13分
配給:2011年フランス映画/角川映画配給
公開日:7月21日公開
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