１９８８年にアラスカで実際に起きた事件を基にしたヒューマン・ドラマ。「ローラーガールズ・ダイアリー」のドルー・バリモアの主演で、「お家をさがそう」のジョン・クラシンスキー、「Ｊ・エドガー」のダーモット・マルロニーらが共演。「そんな彼なら捨てちゃえば？」のケン・クワピスが監督にあたっている。
アラスカ沖の北極海で三頭のクジラが氷に閉じ込められているニュースを、地方テレビ局のリポーター、アダム（クラシンスキー）が報道した。そのニュースは三大ネットにも流れ、またたく間に全米の話題を集めた。現場にやってきた環境保護団体の職員レイチェル（ドルー）はアダムの元恋人で、彼女は何とかクジラを救おうと州知事に救援を要請するがすげなく断わられる。だが、石油採掘会社に砕氷用ホバークラフトがあることを知り、その出動を依頼。会社のイメージアップになると社長は快諾し、州兵部隊に輸送を頼み救出作戦が開始された。
　ホワイトハウスでも間近に迫った大統領選挙にこれを利用しようと、秘書官ケリー（ヴィネッサ・ショー）は大統領に現地の州兵部隊指揮官のボイヤー（マルロニー）に激励の電話をかけさせる。果たしてクジラは無事救出されるのか。