かつて存在したハワイ王朝の最後の王女として国民のために戦い続けた女性の生きざまを描くマーク・フォービー監督作。出演は「ニューワールド」のクオリアンカ・キルヒャー、バリー・ペッパーら。
カラカウア王の妹とスコットランド人の父の間に生まれたカイウラニ(クオリアンカ)は、国民に愛される王女として育ったが、1889年、反王制派の反乱が勃発し、渡英する。父の旧友テオの家に迎えられた彼女は、異なる環境で偏見と戦いながらも、テオの息子クライヴ(ショーン・エヴァンズ)と愛を育んでいく。しかし王が急死し、叔母が女王となり、カイウラニは王位継承権一位の王女となる。故郷のそんな動向を知らされなかったカイウラニは、クライヴと婚約するが、父の訪問でハワイの利権と可能性に目を付けたアメリカ軍の侵攻による国民虐殺と王制崩壊の状況を聞く。彼女はショーンと別れ、故国に戻る決意をする。
カイウラニはワシントンに渡り、ハワイ王朝の存続を訴える。彼女の力強いスピーチはマスコミを圧倒し、大統領の懐柔にも成功したが、米国側の策略は終わることなく、臨時政府が共和国樹立を宣言。流れは米国との合併へ。やがて国民を思い続ける王女にある決心が芽生える。
スタッフ・キャスト
[監督]マーク・フォービー
[出演]クオリアンカ。キルヒャー、バリー・ペッパー
上映時間:1時間38分
配給:2010年アメリカ映画/アニープラネット配給
公開日:7月7日公開
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