「ミラノ、愛に生きる」のティルダ・スウィントンが主演と共に製作総指揮を務め、盟友のリン・ラムジー監督(兼共同脚本)とライオネル・シュライヴァーの原作を映画化したヒューマン・サスペンス。共演は「おとなのけんか」のジョン・C・ライリー、新鋭エズラ・ミラーほか。
エヴァ(ティルダ)は郊外の寂れた家に住んでいる。玄関には嫌がらせでペンキが撒かれ、路を歩けば罵倒される。それは息子ケヴィン(ミラー)の起こした事件のせいだ。生活のため旅行代理店で働き、少年刑務所にいる息子に面会に行く。睡眠薬と酒が手放せない日々、エヴァは徐々に過去の記憶と向き合っていく。
世界中を飛び回り、その手記を書いて生活していたエヴァは、旅先まで追いかけてきた恋人フランクリン(ライリー)との子どもを妊娠し、家庭に入った。だがほかの妊婦のようにお腹の子どもが愛しいというより、何か違和感があった。誕生した子どもはケヴィンと名づけられたが、赤ん坊の頃は一日中泣き通し、三歳になっても言葉をしゃべらず、六歳になってもおむつが取れない。でも夫が抱き上げればすぐ泣き止むのだ。妹も授かり可愛い娘に成長したが、両親が留守の時に誤って片目を失明してしまう。ケヴィンを疑うエヴァだったが、夫は取り合わない。そんな生活の中、ケヴィンが事件を起こす日が訪れた。
スタッフ・キャスト
[監督]リン・ラムジー
[出演]ティルダ・スウィントン、エズラ・ミラー
上映時間:1時間52分
配給:2011年イギリス映画/クロックワークス配給
公開日:6月30日公開
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