チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」(31)をモチーフにソン・イルゴン監督が作り上げた純愛物語。主演はソ・ジソブとハン・ヒョジュ。
かつてボクサーとして将来を嘱望されていたチョルミン(ソ)だが、ボクサーを辞めた後、借金の取り立て屋となり、傷害事件を起こして服役した彼は、いまは大都会ソウルの片隅で駐車場の料金所などで働き、孤独に暮らしていた。ある夜、料金所に現われた目の不自由なジョンファ(ヒョジュ)とたまたま親しくなったことから、チョルミンの生活は徐々に変化していく。ジョンファが上司に押し倒されているところを助けたチョルミンは、会社を辞めた彼女に『未来の盲導犬に』と子犬をプレゼント。彼女との愛を確かめ合い、もう一度ボクサーとして頂点を目指そうという目標も生まれた。
だがジョンファの両親の墓前に挨拶に行ったチョルミンは、そこで忌まわしい事実を知ってしまう。それは彼女から視力と両親を奪った原因に、自分自身が関わっていたことだった。そんな中、ジョンファの微かな視力が急速に悪化する。チョルミンは彼女の高額な手術代のためにすべてを捨てる覚悟で“賭博格闘技試合”への出場を決意するのだった。
スタッフ・キャスト
[監督]ソン・イルゴン
[出演]ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ
上映時間:1時間45分
配給:2011年韓国映画/ポニーキャニオン=コムストック・グループ配給
公開日:6月30日公開
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