「おとなのけんか」のジョディー・フォスターが主演と共に16年ぶりで監督した感動の家族ドラマ。「マーヴェリック」以来の共演となるメル・ギブスンが相手役で、他に「フライトナイト／恐怖の夜」のアントン・イェルチン、「ウィンターズ・ボーン」のジェニファー・ローレンスといった若手が共演している。
ウォルター（ギブスン）は玩具会社の2代目社長で、結婚20年になるエンジニアの妻メレディス（ジョディー）と、高校生の長男ポーター（イェルチン）、7歳の次男ヘンリーと裕福に暮らしていたが、2年前にうつ病になってしまい様々な療法を試しても一向に回復しない。
子どもたちへの影響を考えてウォルターは家を出ようとするが、車のトランクを開けた時、ビーバーのぬいぐるみが目にとまった。彼はホテルで自殺しようとするが、左手に持ったビーバーが声を発した。『お前の人生を救うためにやってきた』その声はウォルターのものだったが、以来、彼からうつの症状は消え去った。しかし、一人ポーターだけはそんな父を受け入れない。自分が父に似すぎているのが嫌なのだ。
家に戻ったウォルターは精力的に仕事もこなし、ヒット商品を産み出して時の人になっていく。だが次第に彼はビーバーに支配され、家族と切り離されていく。それに気づいたウォルターは思い切った行動に出るのだった。