「リービング・ラスベガス」のニコラス・ケージと、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマンというアカデミー主演賞受賞者の共演で贈るサスペンス・アクション。「オペラ座の怪人」のジョエル・シューマカーの監督で、「キラー・エリート」のベン・メンデルソーン、TV出身の新人リアーナ・リベラートらが共演している。
ダイアモンド・ディーラーのカイル・ミラー(ケージ)は、美しい妻のサラ(ニコール)、高校生で反抗期だが愛らしい娘エイヴリー(リアーナ)と、郊外の豪邸で裕福に暮らしていた。
ある夜、カイルが商談に出かけようとすると、門のチャイムが鳴った。防犯モニターを覗くと警官が二人。強盗が多発しているので巡回に来たが、家族全員を居間に集めるようにという。カイルは門のロックを解除する。サラは二階にエイヴリーを呼びに行くが、どうやら娘は黙って抜け出してしまったらしい。
だが、ドアから入ってきたのは覆面をして武装した四人の男女。強盗だ。エライアス(メンデルソーン)をリーダーとし、その弟ジョーナ、エライアスの恋人でストリッパーのペタル、そして用心棒的な役割のタイ(ダッシュ・ミホーク)からなる彼らは、何か月も前からカイルを見張り、周到に計画を立てていたのだ。家族を殺されたくなければ金庫を開けろとカイルに迫るエライアス。
カイルは、金庫を開ければ用済みになった自分たちの命はないと考え、それを拒否する。さらに彼にはどうしても金庫の中身を彼らに渡せない秘密もあったのだ。
極限状態の中、カイルは家族の命を守るため、長年培ってきた腕利きセールスマンとしての駆け引きの技を駆使して、強盗の一味に心理戦を仕掛けていく。
スタッフ・キャスト
[監督]ジョエル・シューマカー
[出演]ニコラス・ケージ、ニコール・キッドマン
上映時間:1時間31分
配給:2011年アメリカ映画/クロックワークス配給
公開日:6月23日公開
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