一組の男女の二三年間に渡る?７月15日〞を綴るラブストーリー。デーヴィッド・ニコルズのベストセラー小説を脚本家でもある著者自身が脚色、「17歳の肖像」のロネ・シェルフィグが監督した。主演は「ラブ＆ドラッグ」のアン・ハサウェーと「ブーリン家の姉妹」のジム・スタージスで、ベテランのパトリシア・クラークスン、ケン・ストット、若手のロモーラ・ガライ、レーフ・スポールらが脇を固めている。
１９８８年７月15日のスコットランド。大学を卒業したエマ（アン）は同級生デクスター（スタージス）と初めて言葉を交わす。真面目で頭はいいが恋に不器用なエマと、夢見がちで自由奔放なデクスター。正反対の二人だったが意気投合、友だちとしてのつきあいが始まった。
89年７月15日、エマは作家を夢見てロンドンに引っ越し、デクスターはそれを手伝う。
90年７月15日、メキシコ料理店で働くエマは厳しい現実に落ち込みデクスターに電話するが、彼はパリで恋と休暇を満喫していた。
92年７月15日、初めての二人だけのバカンス。エマは学生時代から好きだったことを告白するが、二人は結ばれない。
やがてエマはコメディアン志望のイアン（スポール）と同棲、ＴＶで活躍していたデクスターは、母（パトリシア）を亡くし父（ストット）と喧嘩したりしていたが、シルヴィ（ロモーラ）という女性と結婚する。
２００３年。児童書を出版して作家となったエマはパリで新しい恋人と暮らしていたが、そこに結婚に破れたデクスターが久しぶりに現われ、互いを思い切れなかった二人はついに結ばれる。幸せな新婚生活を送る二人。
そして２００６年７月15日。思いがけない出来事が二人に振りかかる。