恋愛小説の名手ニコラス・スパークス（『きみに読む物語』）の原作を、「シャイン」のスコット・ヒックス監督が、「ニューイヤーズ・イブ」のザック・エフロン主演で撮り上げたラブストーリー。相手役はＴＶシリーズ「マーシー・ホスピタル」のテーラー・シリングで、他に「宇宙人ポール」のブライス・ダナー、新人子役のライリー・トーマス・スチュアートらが共演している。
海兵隊の軍曹ローガン（エフロン）はイラクの戦地で美しい女性の映った一枚の写真を拾った。まるでその写真が幸運のお守りであるかのように彼は何度もの危地をくぐり抜け、数か月後無事に帰国した。だがすぐには日常生活に適応できない。自分の居場所がないと感じたローガンは、背景の灯台から写真の女性がルイジアナにいることを突き止め、愛犬ゼウスを連れて徒歩でコロラドを旅立った。
ルイジアナで写真を手に尋ね回ると、その女性はベス（テーラー）という名で、郊外で犬の調教とペットホテルで生計を立てていた。だが彼女はローガンを従業員の募集に応じてきたものと勘違いし、ローガンの方も本当のことを説明できないままそこで働くことになる。
ベスは町の有力者である判事の息子で保安官補のキースと離婚し、祖母エリー（ブライス）と共に七歳の息子ベン（スチュアート）を育てている。彼女の兄も海兵隊員でイラクで戦死していたため、最初はローガンに距離を置いていたが、次第に彼の誠実さに触れ惹かれるようになっていく。ローガンもまた彼女の気丈さと美しさに強く惹かれ、二人は愛し合うようになる。だがキースはベンの親権をたてに彼女を自分の思うように操ろうとしていた。そして二人を結びつけたあの写真が今度は二人を引き裂くことになる。