「マルセイユの恋」のロベール・ゲディギャン監督が、「ル・アーヴルの靴みがき」のジャン・ピエール・ダルッサンと妻の女優マリアンヌ・アスカリッド(「クレールの刺繍」)を主演に作り上げた人間ドラマ。共演は「ユキとニナ」のマリリン・カント、ジェラール・メーランら。
港町マルセイユで労働組合の委員長として人生を歩んできたミシェル(ダルッサン)は、妻マリ=クレール(マリアンヌ)と結婚三〇周年を迎え、子供たちも独立し孫に囲まれる幸せな夫婦だ。
そんなミシェルがリストラされたが、夫妻の結婚記念パーティーには元の同僚たちも集まってくれた。孫たちの歌う?キリマンジャロの雪〞と共に贈られたのは長年の夢だったキリマンジャロへの旅。義弟ラウル(メーラン)からはミシェルがなくしていたコミックも贈られた。
失業したミシェルが時間を持て余していたある夜、二人組の強盗が家に押し入り金品とキリマンジャロ行きのチケット、コミックまで奪っていった。犯人の一人は一緒に解雇されたクリストフ。幼い弟二人を抱え、生活に行き詰まっての犯行だった。犯人たちは逮捕され、奪われた品々も戻ってくるが、事情を知ったミシェルはある決意をするのだった。
スタッフ・キャスト
[監督]ロベール・ゲディギャン
[出演]ジャン・ピエール・ダルッサン、マリアンヌ・アスカリッド
上映時間:1時間47分
配給:2011年フランス映画/クレストインターナショナル配給
公開日:6月9日公開
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