英国文学史上に名高いシャーロット・ブロンテの原作を、「キッズ・オールライト」のミア・ワシコースカの主演で、「闇の列車、光の旅」のキャリー・ジョージ・フクナガが映画化した恋愛ドラマ。相手役は「SHAME/シェイム」のマイケル・ファスベンダーで、他に「第九軍団のワシ」のジェーミー・ベル、「マリリン 7日間の恋」のジュディー・デンチらが共演している。
雨の荒野を若い女性がさまよっている。ジェーン・エア(ミア)だ。彼女は人里離れた一軒の家の玄関口に倒れ込む。家の主人セント・ジョン(ベル)が戻り、彼女を家に入れて介抱してやる。回復したジェーンは彼の申し出を受けて農家の娘たちを教える学校の教師になった。
ジェーンは両親を亡くし伯母の家で育てられた。だが勝気な彼女は伯母に嫌われ寄宿学校に入れられる。そこも劣悪な環境だったが彼女は頑張って卒業し、母校で教鞭をとった後、由緒正しいソーンフィールド館の家庭教師として雇われた。館の主人ロチェスターが後見人になった孤児の少女を教えるのだ。家政婦頭フェアファックス夫人(ジュディー)が取り仕切っている館の居心地はよかった。
やがてロチェスター(ファスベンダー)が館に姿を見せる。彼はジェーンに不躾な質問をするが、彼女は卑屈にならずにありのままを答える。そんなジェーンに惹かれた様子のロチェスター。やがて二人は、ジェーンがロチェスターの命を救ったこともあり、互いに相手のことを忘れられなくなる。
ついに階級の差を越えてジェーンに求婚するロチェスター。だが、結婚式の日、恐ろしい事実が判明する。ロチェスターには精神を病んだ妻がおり、彼女を邸に幽閉していたのだ。ジェーンはたまらず逃げ出すのだが……
スタッフ・キャスト
[監督]キャリー・ジョージ・フクナガ
[出演]ミア・ワシコースカ、マイケル・ファスベンダー
上映時間:2時間
配給:2011年英=米映画/ギャガ配給
公開日:6月2日公開
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