自分のアイデンティティーを疑わざるを得なくなった高校生の、真実を知るための闘いを描くサスペンス・アクション。主演は?トワイライト・サーガ?のテーラー・ロートナーで、それに「プリースト」のリリー・コリンズ、「テンペスト」のアルフレッド・モリナ、「アバター」のシガーニー・ウィーヴァー、「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィストら多彩な俳優が共演している。監督は「ワイルド・スピードＸ２」のジョン・シングルトン。
高校生のネイサン（ロートナー）は平凡な家庭で幸せに暮らしていたが、いつも同じ夢に悩まされ、時として暴力的な衝動に駆られることがあった。ベネット医師（シガーニー）のカウンセリングで症状はいくぶん回復したが、自分の中の違和感に悩まされている毎日だ。
そんなある日、高校の課題で幼馴染みのカレン（リリー）とともに児童誘拐事件の調査をしていたネイサンは、信じられないものを発見した。被害児童の一覧の中に十三年前の自分の写真があるではないか。彼はその疑問を母（マリア・ベロー）にぶつけるが、その途端、母と父（ジェースン・アイザックス）がネイサンの目の前で殺されてしまった。
その場にいたカレンを連れてネイサンは逃亡する。二人は次々と思わぬ人物から接触される。ＣＩＡを名乗るバートン（モリナ）、凶悪な犯罪組織を率いるコズロフ（ニクヴィスト）、そして普通の医師だと思っていたベネット…敵も味方も、自分さえも信じることのできない逃亡劇の中、ネイサンは自分が何者なのかを徐々に解き明かしていく。