「人生万歳！」のウッディー・アレン監督が初めて全編パリを舞台に撮り上げたロマンチック・コメディー。現代に生きる悩める作家が、ピカソやダリの暮らす１９２０年代のパリに迷い込み、おとぎ話のような夢の体験を繰り広げる。アレン監督作として歴代最高のヒットを記録し、本年度アカデミー賞で脚本賞を受賞。「ダージリン急行」のオーウェン・ウィルスン、「インセプション」のマリオン・コティヤールらオールスター・キャストが顔を揃えている。
ハリウッドの人気脚本家ギル（ウィルスン）は婚約者イネズ（レーチェル・マクアダムズ）と憧れの街パリにやってきた。作家への転進を夢見るギルは芸術の都パリへの移住を願っているが、現実主義者でお嬢様のイネズは大反対だ。
　真夜中のパリを一人さまよっていたギルは旧型のプジョーの車内に誘われ、社交パーティーへと案内される。そこに現われたのは、時代の寵児フィッツジェラルド（トム・ヒドルストン）や往年の音楽家Ｃ・ポーターなど歴史上の偉人たち。なんとギルは芸術の花開いた90年前のパリに迷い込んでしまったのだ。