天才的な形成外科医が完璧な人工皮膚を作り上げようとするが、その禁断の実験は神をも恐れぬものだった……「スパイキッズ」シリーズのアントニオ・バンデラスが、「抱擁のかけら」のペドロ・アルモドヴァル監督と二二年ぶりにコンビを組んだ問題作。「この愛のために撃て」のエレナ・アナヤ、「オール・アバウト・マイ・マザー」のマリサ・パレデスらの出演。
スペインのトレド郊外。人工皮膚開発の権威でもある形成外科医ロベル(バンデラス)は、広大な邸宅で研究を続けている。画期的な人工皮膚を作り上げようとしていたのだ。その邸にはベラ(エレナ)と呼ばれる女性が幽閉されていた。彼女は通常の衣服ではなく肌色のボディーストッキングをまとい、部屋には監視カメラが設置されていた。モニターで観察しているのは初老のメイド、マリリア(マリサ)。
ある日、虎のコスチュームを着込んだ青年がマリリアを訪ねてくる。彼は長いこと音信不通だった彼女の息子セカだった。親子は再会を喜ぶが、モニターのベラを見たセカは態度を一変させる。マリリアを椅子に縛りつけ、二階に駆け上がるとベラに襲いかかったのだ。そこへロベルが帰宅し、セカを射殺する。
スタッフ・キャスト
[監督]ペドロ・アルモドヴァル
[出演]アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ
上映時間:2時間
配給:2011年スペイン映画/ブロードメディア・スタジオ配給
公開日:5月26日公開
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