連続殺人事件の犯人を目撃した唯一の女性。けれども彼女は“相貌失認”だった――人の顔や表情が判別できない障害“相貌失認”。隣に犯人がいてもわからないという状況に陥った女性の恐怖を描くサスペンス。ミラ・ジョヴォヴィッチが主演と共に製作総指揮を務めジュリアン・マクマーン、マリアンヌ・フェースフル、デーヴィッド・アトラクチらが共演。監督・脚本は「ブラッディ・マロリー」のジュリアン・マニャ。
ニューヨークの街を脅かす連続強姦殺人事件。小学校の先生をしているアンナ（ミラ）はある晩、いつものように親友二人とバーでガールズトークを楽しみ帰途につくが、橋の上で偶然にも連続殺人犯の殺害現場を目撃してしまう。犯人に襲いかかられた彼女は、足を滑らせ鉄骨で頭を強打したまま川へと落下した。
やがて昏睡状態から覚めたアンナは愕然となる。目の前にいる人の顔が判別できないのだ。親友も恋人も、鏡に映る自分の顔さえも！　連続殺人犯の唯一の目撃者ということで担当刑事ケレスト（マクマーン）とプロファイラーのラニヨン（アトラクチ）に呼び出されたアンナだが、容疑者の顔を見せられてもまるでわからない。しかも犯人はアンナの身元を突き止め、さまざまな形で脅しをかけてくる。