ハワイ沖に突如エイリアンの侵略部隊が出現。戦いの最前線に立ったのは、世界の連合艦隊と、各国を代表する海の精鋭たちだった。人類と宇宙人の洋上バトルを壮大なスケールで描くＳＦアクション。「スティング」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などを送り出してきたユニバーサル映画の100周年記念作品。
主人公の米海軍新人将校を演じるのは「ジョン・カーター」など大作の続く大型新人テーラー・キッチュ。日本の自衛艦の指揮官役には「マイティ・ソー」でハリウッドに進出した浅野忠信。「タイタンの戦い」のリーアム・ニースン、「メランコリア」のアレクサンダー・スカーシュゴード、これが女優デビューとなる歌手のリアーナなど豪華な顔ぶれが脇を固める。監督は「ハンコック」のピーター・バーグ。
ハワイのオアフ島沖。米海軍主催による合同演習が行なわれ、世界各国から二万人の海の精鋭たちが集結した。米海軍の新人将校アレックス（キッチュ）もその一人。がむしゃらで負けず嫌いの彼は、軍隊に入ってもその性格が抜けず、優秀な海軍士官の兄ストーン（スカーシュゴード）に心配ばかりかけていた。つい最近も、日本の指揮官ナガタ（浅野）と殴り合いの喧嘩をし、総司令官シェーン（ニースン）に大目玉をくらったばかり。シェーンの娘で、アレックスの恋人サム（ブルックリン・デッカー）も気苦労が絶えない。
異変は演習中に起きた。とつぜん謎の物体が飛来し、真珠湾の南沖に落下したのだ。アレックスの乗船した駆逐艦と兄ストーンの乗るサンプソン号、ナガタの乗る自衛艦の三隻が現場調査へ向かう。一方、米国防総省では緊急会議が召集され、衝撃の事実が明らかにされていた。飛来した謎の物体は、地球の呼びかけに対するエイリアンからの“返答”だったのだ。