“Ｂ級映画の帝王”と呼ばれる監督・製作者ロジャー・コーマンの仕事ぶりに迫るドキュメンタリーで、女性監督アレックス・ステープルトンがコーマンにアート雑誌の記事でインタビューしたことから企画がスタートした。デジタル上映。
　コーマンのモットーは“安く！早く！そして儲ける”。50年代から映画製作を始め、七〇歳を越えてなおプロデューサーとして活躍し続ける彼の元からは多くの映画人が育っていった。ジャック・ニコルスン、ロバート・デニーロ、マーティン・スコセッシ、シルヴェスター・スタローン……“コーマン・スクール”とも称されるこれらの人々は、コーマンの元で仕事をし、予算や日数の制約の中でいかに映画を作るかを学んでいったのだ。