「グッドナイト＆グッドラック」のジョージ・クルーニーが監督・出演・共同脚本・製作を務め、アメリカ大統領予備選の裏を描く重厚な政治ドラマ。アカデミー脚色賞にノミネート。クルーニーから主演に指名されたのが、ライアン・ゴスリング。脇を固める役者陣に、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマティー、マリサ・トメーら。製作総指揮としてレオナルド・ディカプリオが参加している。
民主党予備選挙の有力候補マイク・モリス（クルーニー）は、正義感溢れる政治家として民衆から高い支持を得ている。そんなモリスをサポートするのは、マネージャーのポール（ホフマン）と政治に強い信念を抱く若き広報官スティーヴン（ゴスリング）。選挙キャンペーンは佳境に入っており、３月15日のオハイオ州予備選で勝利した候補が事実上の民主党大統領候補になると言われている。ある日スティーヴンは、ライバル候補のプルマン上院議員の選挙参謀トム（ジアマティー）からプルマンの下で働かないかとオファーを受ける。打診を断わったものの、上司であるポールに数日遅れで敵幹部との接触を報告したため、叱責を受けたスティーヴン。しかも、インターンのモリー（エヴァン・レーチェル・ウッド）からモリスの政治生命を脅かす秘密を明かされ、スキャンダルの火消しを負わされることに。