2009年に亡くなった舞踏家ピナ・バウシュが、十四歳以上の少年少女四〇人を集めて彼女の代表的演目の一つ『コンタクトホーフ』を公演させるまでをたどったドキュメンタリー。TVで芸術ドキュメンタリーを撮っていたアン・リンセルがピナとの親交を活かして監督した。
ピナ・バウシュは新しい企画を立ち上げた。四〇人の子供たちを集めて自らの演目を公演させようというのだ。演劇好きの少年、事故で父を亡くした少女、ロマの子……性格も家庭環境もバラバラで、ピナの名前すら知らない彼らに共通するのは、誰一人としてダンスを習った経験のないこと。その彼らを十か月後に『コンタクトホーフ』の舞台に立たせることがピナの目標だ。
ピナが所属していたヴッパタール舞踏団で活躍していた二人のダンサー、ベネディクトとジョーが指導のために参加し、毎週土曜日の猛特訓が始まった。
スタッフ・キャスト
[監督]アン・リンセル
上映時間:1時間29分
配給:2010年ドイツ映画/トランスフォーマー配給
公開日:3月3日公開
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