急死した父親の葬儀に翻弄される娘の姿を描いた人間ドラマ。台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨で脚色賞と助演男優賞を受賞している。ドキュメンタリー出身のワン・ユーリンと、原作・脚本のエッセイ・リウの共同監督作で、ワン・リーウェン、ウー・ポンフォンらの出演。
台湾中部の片田舎に住んでいた父が急死し、台北で働いていた娘アメイ(リーウェン)は慌てて帰郷した。地元で夜店を営む兄のダージや大学生の従弟シャオチュアンらも集まり、道士の叔父アイー(ウー)の指図で伝統的な道教式の葬儀を行なうことになった。
占いで決められた野辺送りの日は七日後。儒教の古いしきたりによるお葬式はまるでお祭りのような大騒ぎになる。雇われた泣き女が泣きわめき、楽隊まで登場するにぎやかさ。アメイは悲しみに浸るような暇もなく、アイーに教えられながら何とか一つひとつこなしていく。
スタッフ・キャスト
[監督]ワン・ユーリン、エッセイ・リウ
[出演]ワン・リーウェン、ウー・ポンフォン
上映時間:1時間32分
配給:2009年台湾映画/太秦配給
公開日:3月3日公開
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