第62回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したジャック・オディアール(「真夜中のピアニスト」)監督作品。
19歳のアラブ系青年マリク(タハール・ラヒム)は、傷害罪で禁固六年の刑を受け、中央刑務所に送られる。その中では様々な民族・宗教が入り乱れていたが、最大勢力はコルシカ系マフィアで、そのボスであるセザール(ニエル・アレストリュプ)は、麻薬の代わりにセックスを要求したレイェブの殺しをマリクに命じる。セザールに逆らうことは死を意味するため、マリクは苦悩の末に何とか“任務”を遂行して、セザールの手下となり、読み書きを覚え、ここで生きるためのあらゆる経験を重ねていく。
闇の世界のビジネスを学んだマリクは、ガンで余命わずかのリヤド(アデル・ベンチェリフ)と友情を結んだおかげで、独自の人脈と麻薬のルートを築いていく。
スタッフ・キャスト
[監督]ジャック・オーディアール
[出演]タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ
上映時間:2時間30分
配給:2009年フランス映画/スプリングハズカム配給
公開日:1月21日公開