ピアニストが望む究極の響きを、あらゆる技術を駆使して作り出すピアノ調律師の仕事を描くドキュメンタリー。監督を務めるのはリリアン・フランクとロベルト・シビス。主人公は老舗ブランド、スタインウェイ社を代表する調律師シュテファン・クニュップファー。巨匠アルフレート・ブレンデルらから絶大な信頼を受けている彼が、現代音楽の旗手ピエール・ロラン・エマールと共に、バッハの未完の傑作“フーガの技法”の録音に挑む。デジタル上映。
今回エマールが試みたのは、バッハ時代の古楽器の音の再現。一台のピアノにいくつもの音色を求める彼の要求に応えるため、シュテファンは245番のピアノを推薦。本当は109番を使いたかったのだが数か月後に売却が決定してしまっている。
スタッフ・キャスト
[監督]リリアン・フランク、ロベルト・シビス
[出演]シュテファン・クニュップファー、ピエール・ロラン・エマール
上映時間:1時間37分
配給:2009年オーストリア=独映画/エスピーオー配給
公開日:1月21日公開
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