イラクの独裁者として長く君臨したサダム・フセインの息子ウダイ・フセイン。そのウダイの影武者にされた男の手記を基にしたリー・タマホリ監督作で、一人二役の主演は「マンマ・ミーア!」のドミニク・クーパー。リュディヴィーヌ・サニエ、フィリップ・クアストらが共演。
イラク軍中尉ラティフ・ヤヒア(クーパー)は、ある日大統領サダム・フセイン(クアスト)の長男で異常な暴力やセックスに明け暮れる“悪魔のような男”ウダイ(クーパー二役)から家族を殺すと脅され、彼の影武者にされてしまう。ラティフは以前からウダイに瓜二つといわれてきたのだ。顔の一部を整形し、義歯を作り、ウダイの経歴を暗記させられ、素行を体に叩き込むラティフを、父サダムも“第三の息子”と呼ぶほどまでになったが、ラティフは一日中ウダイのそばにいて、その常軌を逸した言動を目の当たりにさせられるおぞましい毎日が続いた。
スタッフ・キャスト
[監督]リー・タマホリ
[出演]ドミニク・クーパー、リュディヴィーヌ・サニエ
上映時間:1時間49分
配給:2011年ベルギー映画/ギャガ配給
公開日:1月13日公開
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