日本の人気作家・東野圭吾の原作小説を韓国で映画化したミステリー。出演は「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジン、「シュリ」のハン・ソッキュ、コ・スらで、監督と脚本はパク・シヌ。
出所したばかりの男が殺される事件が発生し、捜査班はこれが十四年前に起きた殺人事件と関係していると知り、当時の担当刑事ドンス（ハン）を訪ねる。ドンスは、密室となった廃船で質屋の店主が殺され、決定的な証拠のないまま容疑者の死亡で解決をみた、その事件を思い起こす。その結末に納得のいかなかったドンスは、容疑者の娘で子供と思えない妖艶さを持つ少女イ・ジアと、被害者の息子で、物静かな少年キム・ヨハンのことがずっと記憶にこびりついていた。
成長したジアは養女となりミホ（イェジン）と名乗って、今は財閥総帥スンジョのフィアンセになっていた。彼女の釈然としない過去を調査していた総帥秘書のシヨンは、十四年前のことを洗いなおしていたドンスと出会うことに。