ヒトラーに小説を気に入られたことから、予期せぬ人生を歩むことになる一人の男の姿を描く。C・P・テーラーの舞台劇をヴィセンテ・アモリン監督が映画化。出演は「ザ・ロード」のヴィゴー・モーテンセン、ジェースン・アイザックス、マーク・ストロング、ジェマ・ジョーンズら。
ドイツでナチスが台頭を始めた1930年代。ベルリンの大学で教鞭をとるジョン・ハルダー教授(モーテンセン)はそんな風潮に不安を募らせながらも、妻と二人の子供を養い年老いた母(ジェマ)の介護も務める毎日を送っていた。
ある日、総督官邸に呼び出されたジョンは、党の検閲委員長ボウラー(ストロング)から意外な申し出を受ける。かつてジョンは、不治の病に冒された妻を夫が安楽死させる内容の小説を書いたのだが、これをヒトラーが気に入ったので、同様の“人道的な死”を扱った論文を書いてほしいというのだ。それと同時にナチスへの入党を勧められるジョン。彼にはモーリス(アイザックス)というユダヤ人の親友がおり、これまで曖昧な態度をとってきたのだが今回はそうもいかない。それを知ったモーリスは彼のもとを去ってしまう。
スタッフ・キャスト
[監督]ヴィセンテ・アモリン
[出演]ヴィゴー・モーテンセン、ジェースン・アイザックス
上映時間:1時間36分
配給:2008年英=独映画/ブロードメディア・スタジオ配給
公開日:1月1日公開
「オフィシャルサイト」