ベネチア映画祭で国際批評家連盟賞他を受賞したジェシカ・ハウスナー監督作で、舞台となるルルドでのオールロケを敢行。出演はシルヴィ・テステュー、ブリュノ・トデスキーニ、レア・セドゥら。
ピレネー山脈の麓に位置する巡礼地ルルド。難病により手足が不自由なクリスティーヌ(シルヴィ)はこの聖地への巡礼ツアーに参加した。そこには不治の病を抱えた人、家族を亡くした孤独な老人、障害を持った娘とその家族など、多くの悩める者たちが奇跡を求めて集っていたが、クリスティーヌは他の参加者ほど信心深くはないようだ。彼女の介護係のマリア(レア)も最初はやる気があるようだったが、次第に他のボランティアの若者たちとの付き合いを優先するようになる。一人残されるようになったクリスティーヌを、同室の孤独な夫人が何も言わず献身的に世話をしてくれる。
旅の終りが近づいたある日、奇跡は突然起きた。クリスティーヌが立って歩けるようになったのだ。
スタッフ・キャスト
[監督]ジェシカ・ハウスナー
[出演]シルヴィ・テステュー、ブリュノ・トデスキーニ
上映時間:1時間39分
配給:2009年オーストリア=仏=独映画/エスパース・サロウ配給
公開日:12月23日公開
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