現在89歳を迎えるフランスの名匠アラン・レネ監督の最新作。第六二回カンヌ映画祭で特別功労賞などを受賞。出演はサビーヌ・アゼマ、アンドレ・デュソリエ、マチュー・アマルリックら。
ある日、歯科医のマルグリット(サビーヌ)は街角で引ったくりに鞄を盗まれる。駐車場に捨てられていたその鞄を見つけたのは初老の紳士ジョルジュ(デュソリエ)だった。彼はその中にあった小型飛行機操縦免許の写真に写った女性を見て、即座に彼女に何かを感じた。それを警察に届けたジョルジュだが、マルグリットからお礼の電話がかかってくると、礼よりも会うことを彼女に求める。しかし彼女はその必要はないと断ると、彼は『がっかりだ』と言って電話を切る。
しかしこのやり取りの後も、ジョルジュはマルグリットの家を探し出し、手紙を投函したり、留守電にメッセージを残したり、あげくは彼女の車のタイヤをパンクさせて警察沙汰になり、さすがにジョルジュの行為は収まったが、今度はマルグリットに後悔の念がわいてくる。
スタッフ・キャスト
[監督]アラン・レネ
[出演]サビーヌ・アゼマ、アンドレ・デュソリエ
上映時間:1時間44分
配給:2009年仏=伊映画/東宝東和配給
公開日:12月17日公開
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