ドキュメンタリー映画で受賞を重ねてきた中国のワン・ビン監督の長編劇映画第一作。1950年代後半の毛沢東による“反右派闘争”の悲劇が描かれる。出演はルウ・イエ、シュー・ツェンツーら。
1960年の中国西部・労働教育農場。ここには右派とみなされた人々が集められ、過酷な環境の中で労働による思想改造が行なわれていた。リー(ルウ)も他の農場からここに移されてきた。所長は班長のチェンに状況を報告させるが、三分の一が歩く力もない。食事は水のような粥だけ。収容者は次々死んでいく。
いよいよ冬になり配給がさらに減らされた。ネズミを食べる者さえいる。
チェンは所長に呼ばれ、病人が多いので病室を作るから看護係になってくれといわれた。リーはドンという男から、自分が死んだら訪ねて来る妻に遺体を渡して欲しいと頼まれる。
スタッフ・キャスト
[監督]ワン・ビン
[出演]ルウ・イエ、シュー・ツェンツー
上映時間:1時間49分
配給:2010年香港=仏=ベルギー映画/ムヴィオラ配給
公開日:12月17日公開
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