ギリシア神話を基に神々と世界支配を企む男の闘いを「３００」の製作チームが描く壮大なスペクタクル。監督は「落下の王国」のターセム・シン。出演は“新スーパーマン”に抜擢され話題のヘンリー・カヴィル、ミッキー・ローク、フリーダ・ピント、ケラン・ラッツ、スティーヴン・ドーフ、ジョン・ハートら個性派がそろった。衣装を石岡瑛子が担当。３Ｄ上映。
はるか昔のギリシアの村に住む青年テセウス（カヴィル）は、その姿を人間の老人に変えた神ゼウスが鍛え上げた運命の勇者。そのころ世界支配を企み、村々を次々破壊していたイラクリオンの邪悪な国王ハイペリオン（ローク）の軍団が、テセウスの村を襲撃し、彼は戦って負傷したうえに、母が殺害されてしまう。捕虜にされ怒りに燃えるテセウスは、ハイペリオン軍に連行されていた未来を見る能力を持つ巫女のパイドラ（フリーダ）に救われ、ゼウスが自分に託した使命を知り、盗賊のスタブロス（ドーフ）らと逃走に成功する。
パイドラたちと村に戻ったテセウスは、母を埋葬しようとした霊廟に埋もれていた、ハイペリオンが探している“エピロスの弓”を発見する。それはオリンポスの神々が幽閉した“闇の神”タイタン族を解き放つ鍵となる神の武器だった。