マフィアをもしのぐといわれるイタリア最古・最大の犯罪組織カモッラ。ナポリを拠点とするこの組織についてのロベルト・サヴィアーノのノンフィクション小説『死都ゴモラ』をマッテオ・ガッローネ監督が映像化した犯罪映画。2008年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞。
少年トトはカモッラの一員になるが、友人のシモーネは対立する組織に入ってしまった。トトは命令に従って悪事を繰り返し、ついには殺しの手引きをする。
組織の帳簿係のドン・チーロ(ジャンフェリーチェ・インパラート)は、組織のメンバーの家族や遺族に給料を届けるのが主な仕事だ。だがシモーネの母親から息子が敵対組織に入ったと聞かされ、悩んだあげく寝返ることを決意した。
ロベルトは大学を出るとフランコ(トニ・セルヴィッロ)の産業廃棄物処理会社に入った。だが有害物質の不法投棄や過酷な労働環境に疲れ、ある決断をする。
スタッフ・キャスト
[監督]マッテオ・ガッローネ
[出演]トニ・セルヴィッロ、ジャンフェリーチェ・インパラート
上映時間:2時間15分
配給:2008年イタリア映画/紀伊國屋書店=マーメイドフィルム配給
公開日:10月29日公開
「オフィシャルサイト」